10年前の今日、1995年1月17日早朝、阪神大震災が起きた。
関東地方の人間としては、なにもできなかったし、実際、画面上でしか知らなかった。
約7年半後の2002年8月、北神戸あじさいスタジアムでのサーバス神戸と広島カープの試合を観戦しに行った。新開地駅の近くに宿を取り、あじさいスタジアムの最寄駅でもある岡場駅まで神戸電鉄の電車で40分。神戸市内でこんなに時間が掛かるのかとびっくりした。さらに電車が六甲山を超えると町並みが一変するのにもびっくりした。よくよく考えれば当たり前なのだが、ここが本当に神戸市内なのかという感じだった。

試合に一緒に行ったのは神戸で市議をやっている井坂さんだった。帰り、彼は車でホテルまで送ってくれたのだが、その際にこんな話をしてくれた。震災当時、仮設住宅が長田や三宮から遠い、あじさいスタジアムの周辺にも多数建てられたことだ。

震災の数ヵ月後、こんな記事や論説を目にしていた。
避難所にいる市民が仮設住宅が余っているのに、なかなか仮設住宅に移らない。わがままだ!

関東地方の住民からすると、神戸市がどのような位置関係にあるということはほとんど知らなかった。神戸市=三宮や長田というイメージであった。六甲山の北側のさらに奥も神戸市とは知らなかったし、雰囲気も住民気質もまったく違うように感じるところが神戸市で存在しているとはまったく知らなかった人間には同調せざるを得なかった。

たしかに、同じ神戸市でもほとんど別世界に近い環境で暮らせと言うのはほぼ無理に近い。
これは実際、行ってみないとわからない。百聞は一見に如かず。

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